2009年12月31日木曜日

クマリプロジェクト帰国

12月31日、今年の最後の鈴鹿中高に関する行事であるクマリプロジェクトがネパールから無事に帰国しました。団長の御村先生はもうネパールに通い続けて13年でしょうか、毎年ネパールでのボランティア活動を続けています。多くの高校生や大学生、教職員、一般の方々が参加してきました。海外でのボランティア活動は継続して初めてその価値が生まれてきます。しかし、継続することの困難さは同じようなことをしてきたので自分も知っています。それだけにこのクマリプロジェクトを続けている御村先生に敬意を払います。これで鈴鹿中高のすべての活動が終わりました。今年もいろんなことがあった1年でしたが、「チーム鈴鹿」の力で全員一丸となって無事に乗り越えてくることができました。もう後5分ほどで新しい年を迎えますが、新年も鈴鹿中高にとってさらに発展と改革の進む年になることを祈って今年最後の「校長の窓」を終わります。
また、新しい年には新しい気持ちで学校のこと、私の思いを発信していきたいと思います。昨年は倒れて病院で迎えた大晦日でしたが、今年はこうして無事に新年を迎えられること、たくさんの人に感謝します。
帰国を車で待っていたら寝てしまい、気がついて出て行ったらすでに解散したところでした。

2009年12月30日水曜日

冬休みの課題について

高校1年生の保護者の方から、冬休みの課題をどういう目的でどのような力をつけるために出しているのか、疑問であるとの連絡をいただきました。確認をしたところ作業のような課題で、学力は作業によってはつかない事、明々白々のことです。繰り返し一定のスキル・力がつくまでの反復練習は必要ですが、ただ、何回も書いて写すという作業になってしまっては力はつきません。逆に勉強とはそんなものと思わせてしまってはだめですし、つまらない作業で学習することが苦痛になっては、学ぶことがいやになってしまいます。今回いただいたご意見を真摯に受け止め、課題学習の目的と効果、中身の点検まで明確にして考え直すことといたします

2009年12月29日火曜日

今日から学校閉鎖ですが、、、、

今日から鈴鹿中高は年末の学校閉鎖になりました。私の忙しかった予定も公式的なものは終わり、久しぶりに静かな学校に来ています。学校は休みになりましたが、野球部はグランドで甲子園を目指していつも通りの練習をしていました。あの夏の甲子園をかけた宇治山田商業との奇跡の逆転劇の感動を今だに忘れません。奇跡は偶然おきるものでなく、起こるべくして努力を重ねた結果だと思います。野球部だけでなく、柔道部も姫路から天理への遠征中、剣道部も31日まで合宿、テニス部も今日も練習をしていました。他のクラブも、そしてクラブだけでなく、家で、塾や予備校で冬休みもなく努力を尽くしている鈴鹿の中高生がたくさんいます。結果は後からついてくるもの、その結果に向かってできる限りの努力をすることが大切のなのだと改めて教えてもらいました。

2009年12月26日土曜日

鈴鹿の47年の歴史

鈴鹿高校が鈴鹿市の要請を受けて誕生して47年が経ちます。その最初に建てられた校舎が長い年月の役目を果たして今から取り壊されていきます。先日の25日には卒業生の方に来ていただき最後の校舎開放記念日を設けましたが、形あるものいつかはその役目を果たして消えていきます。建物だけでなく世の中のすべてのモノ、あえて言うなら人の命も含め、古いものが消えて、新しいものが生まれる循環の定めがあります。「手紙」という歌の中に、年老いて死んでいくことは悲しいことではないのだという歌詞の一節がありますが、これから古い校舎が壊されていくのを見ることは悲しくつらいことですが、その代わり、この47年の間に新しい校舎や建物がどんどん生まれました。6年制の校舎も中等部の校舎も40周年記念会館も、そして3年制の新しい校舎も誕生しました。これらの校舎に見守られながら、解体されていく古い校舎は静かに役目を終えて幸せなのかも知れません。

2009年12月21日月曜日

師走

6年制中学・高校では、今日までが三者懇談会で、3年制は三者懇談会を終えて、今日から新校舎への引っ越しが始まります。年末、この12月を師走とはよく言ったもので、本当に忙しい毎日を送っています。忙しいとは漢字の作りから、心が亡ぶということにつながりますが、そうならないよう、自分を見失って判断、指揮命令系統を誤らないよう毎日その日を振り返るための記録をつけるようにしています。問題や課題が山積しているだけに、自分の行動の適正化とその行動にいたる経過をと考え、これを整理することでできるだけ客観的に現実を正確に分析し、正しい判断と落ち度がない問題処理を心がけています。ミャエルエンデの「モモ」の中で、急ぎすぎたインデオが急に立ち止まり、自分の魂が追いついてくる話を時々思い出して、戒めにしています。困難な問題にぶつかったときほど、逃げないこと、がまん、辛抱、あきらめないことを、今回人生の大先輩から学びました。

2009年12月15日火曜日

新校舎竣工式

今日は新校舎の竣工式がありました。その玉ぐし奉納の二礼二拍手一礼のとき、思わず大きな声で「この新しき学び舎で子供たちが末永く健やかに安全に学べますようお願いします」と校舎全体に響き渡るように神様にお願いをしました。本当は黙って黙礼をするものなのですがね、、、、、、。私の気持ちを吹抜けの4階建ての校舎全体に沁み込ませました。本当に新しい校舎で安全に、健やかに育って行ってほしいものです。

2009年12月14日月曜日

忠臣蔵とふたご座流星群

 今夜は忠臣蔵で有名な赤穂浪士47名が主君の命日である12月14日にあだ討ちをした日です。私は東京に住んでいた頃、義士のお墓のある泉岳寺にお参りに行ったことを思い出していました。当時1703年といえば江戸幕府が開かれて約100年、幕末を迎えるまで160年、ちょうど江戸時代の半ば、平和な元禄時代に突如としての大事件、いくら主君のためとはいえ平和な時代に自分の命を捨てる覚悟など並大抵ではできません。だからこそ義士といわれるのでしょうが、家族や友人との別れを覚悟したその決意をするにいたった47名の気持ちを思うと心が痛くなります。もし、そのとき自分がその覚悟を迫られたらどうであったか、自分は覚悟はできたか否やと自分に問うてみるのですが、、、、、、。
 それと今夜はふたご座流星群の極限日、先ほども外で赤穂浪士のことを考えながら星空を眺めてきましたが、オリオンやカシオペアは見えるものの、雲も出ていてこれからどうなることやら、、、、、。昨年は何個か確認できたのですが、今年は何個見れるかです。明日は若い先生に7時15分に学校に呼び出されていて、若い先生の思いは緊急の様子、ふたご座流星群は来年でも見れるもの、実は今年は早々とあきらめてしまうつもりでいます。

2009年12月10日木曜日

新校舎の全容現れる

いよいよ新校舎への引越しが近づいてきました。今度の校舎はとにかく安全第一に設計されており、東海沖地震が来ても震度7~8でびくともしないような建物です。安全第一、生徒たちの大切な命を預かる学校としては、責任があります。安全な校舎で安心して子供たちに学んでいただきたい、保護者のみなさまから子供を安心してお預かりしたいという思いがやっとかなう日がやってきました。





2009年12月6日日曜日

世界人権宣言

今、日本中が「人権週間」として人権を大切にする取り組みを行っています。世界中で6200万人もの人が亡くなった悲惨な第2次大戦の後、2度と世界大戦をしないために国際連合が発足しました。その国際連合で人間が人間をお互いに大切にするために、1947年に初めての国際条約である「世界人権宣言」が採択された日が12月10日なのです。その第5回記念大会では国連に加盟する国々で12月10日に人権を大切にする取り組みをすることが採択されました。日本では今、この12月10日を世界人権宣言採択を記念して「人権週間」を設定しています。是非この機会に6200万人の死者の犠牲を人類が繰り返さないために採択された国連が最初に定めた世界条約、世界人権宣言(http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/udhr/1b_001.html)を読んでみてください。
一昨年その国連の中でも安全保障理事会と共に、人権理事会が二つ目の理事会として設置されましたが、その出発点である12月10日は人類の歴史の中で国連として人権の大切さを確認した記念すべき日なのです。最大の人権侵害は戦争であるとも言われますが、その戦争が今もなおこの地球上に起きています。人権宣言は決して理想で終わってはなりません。地球温暖化も含め、一人ひとりの意識・行動が必ず世界を変えていくことを私は信じています

2009年12月3日木曜日

中学・高校とも試験期間中です

6年制は月曜日から、3年生は水曜日から2学期末の定期考査試験中です。この時期になると本や参考書、ノートを見ながら歩いている生徒の姿が目に付きます。二宮金次郎をふと思い出しましたが、いつも何かに一生懸命打ち込んでいる生徒たちの姿を美しいと感じます。クラブ活動でも生徒会行事でも、なんでも生徒たちが一生懸命打ち込んでいる姿、これほど美しいものはありません。この美しさはどこから来るのかと考えたとき、そこに無限の可能性を感じるからではないだろうかと思いました。その可能性をいかに伸ばすかが、教師に与えられた使命、職責ですが、本校の生徒たちは一人ひとりいいものを持っているし、可能性もあるのに、まだまだ一人ひとりをもっと伸ばしきれていない現状に申し訳ない気持ちで一杯です。

2009年12月2日水曜日

伊藤弘前校長に帽子を頂きました

昨日、伊藤弘前校長のご自宅を訪問させていただきました。自分が校長としてどうしても行き詰ったとき、苦しくてどうしようもなくなった時、本当に都合のいい時だけですが、年に2,3回相談にのっていただきます。今回も自分だけではどうしても判断に迷いが生じて相談に伺いました。そしたら、さすがに適切なアドバイスを頂き、おまけに私の頭が涼しくなった?のでと、ご愛用の帽子まで頂きました。これからは前校長の思いを毎日頭の上に乗せて受け継ぎ、鈴鹿中高のためにがんばっていかなければならないと思いました。

2009年12月1日火曜日

全国高等学校校長会三重県大会に

昨日から「全国高等学校長協会人権・同和教育研究協議会」という長い名前ですが、要は全国の高校の校長の勉強会がありました。全国で文部科学省の第3次のとりまとめにしたがってどうのような取り組みをしているか、その実践発表や研究協議がありました。その中には、1年に一度「命の日」を設けて担任の先生がクラスの生徒に命の大切さを話す取り組みをしているという発表などがあり、刺激を受けるとともに、たくさんの参考になる事例を学ばせていただきました。また本校でもどう3年間・6年間で生徒を育てていくか、学校教育の原点はここにありますが、その原点を見つめなおすいい機会を与えていただきました。

2009年11月27日金曜日

人権フォト大賞受賞

鈴鹿高校の写真部の活動が最近活発になってきました。熊野古道に撮影に出かけたり、文化部で目立ちませんがユニークな活動をしています。特に昨年度に続いて今年も人権フォト大賞を受賞しましたので紹介します
 2008年受賞作品

 2009年受賞作品

2009年11月24日火曜日

卒業生からの便り

昨日、卒業生からの便りをいただきました。自動車の安全教育に詳しい6年制の卒業生なのですが、彼曰く、三重県の交通事故死者 今年10月末で83人(昨年は自転車乗車中が16人)
その中でも、交差点と交差点付近の事故が多発して70%だそうです。
特に高校生の自転車事故の傷者が265人(60%)歩行者15人に対し、20倍の数値だそうです。
事故原因としては「前方をよく見ていなかった」「一時停止をしなかった」が多数との事。
在校生の皆さんにも注意を弔意をしてあげてくださいとの内容でした。卒業してもこうして後輩のことを心配してくれる卒業生がいること、うれしく思いました。早速、中高の生徒指導部長に情報を流して指導していただきます。

2009年11月18日水曜日

学校に電話がありまして・・・

昨日学校に電話がありました。それは鈴鹿高校の生徒さんに席を譲っていただいたというお年寄りからのお礼の電話でした。電車に乗ったら席が空いてなく立っていたご老人の方々がいて、その中にお一人足を痛めてみえる方がいたのですが、座っていた3人の高校生がどうぞと言って席を譲ってくれた、誰も見て見ない振りをして座っている中、大変ありがたかったとのこと、その高校生の持っていたバックに「鈴鹿・剣道」と書いてあったので鈴鹿高校の剣道部の生徒さんだと思って、お礼を伝えたく学校に電話をされたとのことでした。剣道部で確認をしたら本校の高校1年生の剣道部員の3人であることがわかりました。その中の一人に直接話したら「当たり前のことだから・・・」とさらっと言われて、逆にこちらがそうだよな・・・・と思う始末、この当たり前のことが当たり前にできていない社会の中で慣らされて生きているから、当たり前のことに感心してしまう自分に対し、何とも言えない複雑な気持ちになりました。でも正直本校の生徒が社会の中でこうしてお礼を言われるのはうれしいことです。

2009年11月15日日曜日

11月14日:高校入学説明会

昨日、鈴鹿高校入学説明会がありました。創造・探究・6年制編入コースに分かれての説明会を聞いていて、昨年を思い出しました。昨年はこの説明会に自分の子供が来ていて話を聞いていたこと、あれから1年、早いものでいろんな先生にお世話になって今高校生活を過ごさせていただいております。公私を混同できませんが、親の立場では心配でした。ちょうど昨年の今頃は必死になって受験勉強に取り組んでいたもので、それが昨日のようによみがえってきました。今は今日も朝の6時から1日クラブで家にいません。まあ、時間の流れることの早いこと!苦しいことも嫌なこともすべては時間が解決してくれるのかも知れません。

2009年11月13日金曜日

学校の中の掲示物の紹介

今日は中学校と高校の中を歩いていて、ちょっと目に付いたポスターや掲示物、生徒の作品などを集めてみました。みんなそれぞれメッセージ性があって、普段外部の方が目にしない学校の中味を少しでも伝えられたらと思いましたのでご覧になってください。
図書の新刊案内

 保健室の入り口




職員トイレの前に貼ってあります


甲子園出場記念


後期生徒会役員選挙の告示

ベルウイングの入り口のドア





県内のインフルエンザの発生状況

中学校のクラブの予定表


「朝食で決まるあなたの一日」:中学校の階段掲示
国体優勝の加藤君の掲示



書道の人権メッセージ


2009年11月12日木曜日

逆境を力に変えて:松井秀樹

彼は知っていた。
厳しい状況に追い込まれたときにこそ、真価が問われることを。
そして、それを乗り越えたと先に、進化した自分がいることを!
相次いだ怪我。万全とは言えない膝。そして周囲の無責任な雑音。
だが、彼は、そんな逆境さえ己の糧とするように、もくもくとバットを振り続けた。 そして、迎えたワールドシリーズ、チームをワールドチャンピオンに導いた松井の姿があった。 自然と沸き起こるヤンキーススタジアムの「MVPコール」50000人が総立ちして声援を送った。 一時は契約をしない話も出ていただが、それを自分の力、結果でオーナー・ファンに認めさせた。 その試合を見ていて、普段、余計なことを語らない松井秀樹選手が「ワールドシリーズで優勝したい」と話していたのを覚えていた私は、海を越えて、多くの逆境を乗り越えて夢を成し遂げた日本人の代表に心から拍手を送った。




























































2009年11月10日火曜日

高校研修旅行に出発

昨日と今日に分かれて、高校2学年が研修旅行に出発しました。本来なら6月にシンガポールに行く予定だったのですが、インフルエンザの警戒宣言の中、延期をして国内のほうが何かあったときに対応がしやすいとの事で九州に変更しました。他校では海外に出かけている学校もあるように聞きますが、生徒の安全・安心が本校の基本軸であり、今回の学年の判断もこの基準が元になっています。無理していけばシンガポールもいけないことはなかったかと思いますが、今回の学年の判断を承認しました。あとは九州でもこの時期インフルエンザが出ると思いますが、学校としても万全の支援体制で臨みます。

2009年11月8日日曜日

新校舎の姿が現れた

高校の新しい校舎の姿が現れました。中学校の新校舎についで着々と鈴鹿中高は教育環境の整備を進めています。人間もそうですが、内面は言うまでもなく外見も大切です。ファッションなどはその最たるものでしょうが、その人の個性、その組織の文化につながると思います。着るものは極端にいえばなんでもいいのかもしれません。しかし、その仕事には仕事にふさわしい、その場にふさわしい服装があります。それが文化の一部だともいえるのです。その場、相手、周りにふさわしい自己をどう表現するか?鈴鹿の表現もやっと軌道に乗ってきました。
  ベールをかぶったままの9月の校舎建設の様子
 11月7日現在 前の旧校舎は解体します。

2009年11月7日土曜日

11月5日:鈴鹿・亀山地区中学校駅伝大会

11月5日は鈴鹿・亀山地区中学校駅伝大会が亀山の西野公園を中心に行われました。昨年も応援に行きましたが、今年はどの学校もインフルエンザの流行の中で大変な様子でしたが、学校の代表として懸命に走る姿に感動しました。特に最後の一番苦しいところで自分との戦っている子供たちの姿は必ず自分が一段と強くなってところと、どの中学校の選手にも応援をしました鈴鹿中学校もがんばりましたよ!!

11月2日の学校創立記念日に

11月2日は本校の創立記念日で、高校では授業研究の日として位置づけ、午後から全教員が授業研究をしました。また同日、白子で鈴鹿地区中高短大教職員退職者の会が行われました。今まで退職された先輩方が26人ほど集まって盛大に行われました。私が初めて鈴鹿高校にお世話になったときの大先輩をはじめ、多くの諸先生の元気なお顔を拝見しました。出席者の挨拶の中で、S先生が「退職して16年になりますが、思うのは鈴鹿中高のことばかりです」と言われて、そのような先輩の先生方がいつも見守っていただいていることに感謝しました。

2009年11月1日日曜日

中高PTA主催の講演会

中高PTA主催の講演会が先日の10月31日(土)に行われました。今年は環境問題を取り上げ、地球温暖化の現実から私たちに何ができるのかというテーマでした。南太平洋のツバルという国が海面の上昇でなくなっていくという現実から、温暖化の現象の仕組みと今後の科学的な資料に基づいた見通し等、写真家の遠藤秀一氏に語っていただきました。特にその講演の中で、温暖化現象で地球の温度の上昇はCO2の排出の影響が100年後にでるということ、今すぐにCO2をゼロにしても20世紀に排出してきた膨大な量のCO2の影響で地球の温度は間違いなく上昇を続け、海面も5mから8mの上昇が予想されるということでした。間違いなく近い将来ツバルという国はこの地球上からなくなり、そこに2000年も前から住み着いてきた人々は自分たちは何も悪いことをしていないのにそこに住めなくなるという事実です。そしてその影響はツバルという国がなくなるだけでなく、地球上のすべての生態系に大きな影響を与え、人類の生存の危機にまで影響を及ぼすという内容の話でした。豊かさを求めて化石燃料から大量生産・大量消費をしてきた時代から、私たち人類は物の豊かさでは幸せと未来は保障されないという事実に気づき、自分のライフスタイルや人生の価値観を根底からチェンジすべき時に来たのだと思いました。それにはまず教育の果たす役割が大きく、その責任を改めて強く感じた次第です。
南国の楽園ツバルが沈む

カナダの姉妹校で授業

先週、カナダの姉妹校であるクオリカムセカンダリースクールに行ってきました。本来なら今年の春に生徒と共に訪問する予定が新型インフルエンザで延期になり、9月か10月に様子を見て実施ということにしました。しかし、そのインフルエンザが中高ともに影響が広がり、学年閉鎖や学級閉鎖になる事態で本年度の訪問の中止を決定、その断りと次年度のカナダからの訪問団の受け入れの打ち合わせのために一人で現地滞在2日間という強行日程で往復してきました。行くにあたっては最後まで迷いましたが、無理をしてでも行ってきて良かったです。現地で日本についての授業をさせていただいたり、現地の授業やこちらから行っている留学中の生徒たちとも話ができ、両校の友好を深めることができました。また、学校経営・運営の視点でもカナダの教育と日本の教育の違いを学ばせていただきました。特に授業が一方的な受身の授業でなく、自分たちが考え、議論し、発表していく中で、お互いに気づきと学びを深める授業が中心で、今の日本の教育のあり方についても多くのことを考えさせられました