2009年7月28日火曜日

困っている稲穂

7月末だというのにまだ本物の夏が来ません。毎日曇ったり、雨が降ったり、これも地球環境の異変現象なのでしょうか?いつもなら輝く太陽のもと、いっぱい光を浴びて育っているはずの稲穂も今年は日照時間が少ないので水田の中にまだ実をつけていないところがありました。そしたら急に宮沢賢治の「雨にも負けず」の詩が浮かんできたのです。

雨にも負けず  風にも負けず
・ ・ ・ 
・ ・ ・

東に病気の子供あれば 行って看病してやり
西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば 行ってこわがらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば つまらないからやめろといい
日照りの時は涙を流し 寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにでくのぼーと呼ばれ 褒められもせず
苦にもされず そういうものに
わたしはなりたい



2009年7月24日金曜日

鈴鹿中高ともただ今夏期講座の真っ最中

夏休みに入って今週は夏期講座の第1週ということで、普段と変わりない生徒が中学生・高校生とも学校に出てきていました。みんな午前中は勉強,午後からクラブと頭も体も鍛えています。そんな中、中学1年生が恒例の長野県の車山合宿に今朝3日間の予定でかけていきました。中学3年生は30日から4日間です。成果の多い無事の帰りを待っています。

2009年7月23日木曜日

日食の続き・・・

昨日の夜の日食のテレビを見ていて、一番の衝撃だったのが、次に国内で皆既日食を見ることができるのは26年後というニュースであった。26年後・・・といえば自分はもう見ることはできないという否定しがたい時間の流れ、私の目の前にいる今まだ頼りない中高生は人生の真っ盛り、でも自分はその時にもうこの世にいないという世代の交代を受け止めた一瞬だった。人はいつかは死ぬとはわかっていながら、改めてその現実を確認させられた。しかし、誰かが書いていたが、麦は穂から落ちて一度死ななければ次に多くの実をつけることができないのも事実、それなら教育の現場でどこまで麦を育てられるかだ。本当はこちらのほうが時間が無いはずなのに、こちらのほうがまだまだ時間も機会もあるように思えるから不思議だ。

2009年7月22日水曜日

日食を見ました

今年は40数年ぶりに日本でも日食が見えると言うことで晴れるのを楽しみにしていたが、今にも降り出しそうな曇天であきらめていた。しかし、あにはからむや・・・・ びっしりと空中の覆い渡った雲のかすかな隙間を事務室の人たちが見つけたのだ。なんでもあきらめてはいけない。雲が全天を覆っているから太陽は見えないはずだという、先入観で物事を決め付けてはいけない典型的な例で、いったんはあきらめていた日食を今にも降り出しそうな雲の間から運よく見ることができた。テレビでは硫黄島の完全ライブで皆既日食も映していたが、作られた完璧な映像を見るよりも、偶然でも肉眼の迫力にはかなわない。そこにはバーチャルではない本物だけが持つ生の震えるような、そしていつ消えて行くかもしれないという不安定なリアリティの世界があった。

2009年7月18日土曜日

今日は高校野球と中体連が重なって・・・

今日は高校野球と中体連が重なって、まずは朝から9時に松阪球場の第1試合に間に合うようにと出かけました。結果は惜しくも負けましたが、最後どちらが勝ってもおかしくないところまでもっていけた試合内容でした。その後、帰りに剣道部の試合を応援し、昼から鈴鹿中学・高校が会場になっていたバスケットとテニスを応援に行きました。これが普段の鈴中の生徒かと思うほどみんなが必死になってがんばっていました。前理事長が鈴鹿中学校を24年前に創設するときに言っていた「勉強だけできる青白い秀才にするな」という言葉を思いだしました。知力は粘り強い精神力と頑丈な体力が伴って初めて本物の学力として世の中の役に立つことができます。「フレーフレー SU・ZU・KA」です。

2009年7月15日水曜日

三者懇談会

今、鈴鹿中・高ともに三者懇談会中です。一学期の学習や生活からどこに自分の課題があって今後どうしていけばいいのか、担任と生徒・保護者で話し合います。暑い中、貴重な時間をとって子供のために学校にわざわざ来ていただく保護者の方のためにも担任の先生はいろんな仕掛けをしていることと思います。やはり、時間は十分取れなくても来てよかったと思っていただくために・・・・
そして子供をはさんで、最終的には子供自らがそれを今後にどう生かしていくのかにつなげていかなければなりません。「変わろうと努力しない者が変われるはずがない」とも言います。まずは今の自分を客観的に知り、指摘され、課題をしり、それを改善するために努力すること、これは子供だけでなく大人も一緒です。ただ、子供は変わりやすいので成長も大きいのですが、大人はなかなか変わろうとしないから、成長も止まってしまいます。本当は人としては大人も子供も同じなのですが、、、自戒の念をこめて!

2009年7月12日日曜日

ツバルのお隣、キルバスの大統領からのメッセージ

ツバルのお隣の国[キリバス共和国]の大統領からのメッセージをご紹介します。

キリバス共和国テブロロ・シート大統領からのメッセージ
京都会議において、すべての代表が声をひとつにして、母なる私たちの惑星をどうしたら守ることができるかと論議できなかったことは、本当に残念でなりません。というのも、参加国のそれぞれが狭い視野で、単に自国の国境線や、GDP、失業率等々を守ることに忙しく、地球という惑星が直面している真の危険や、どうしたら地球を救うことができるか、といったことにまで手がまわらなかったからであります。
これは、たとえて言うなら、欲の深い子豚が、母親が病気で苦しんでいるのに、いかにして自分の母乳の分け前を多くするか、毎日毎日争っているようなものです。
「病気の母親をどうしたら助けることができるか」と亙いに協力し合う代わりに、自分の母乳の分け前を確保するのに血眼になり、母親の病気をさらに悪化させてしまうのです。そして、ある日突然母親が亡くなり、彼らはもう母乳での生活ができないことに気がつくのです。
今や、母なる地球は、私たちの際限のない欲望と欲求とで、すでに深く傷つき倒れかけています。そして、母なる地球は、それぞれが己の利益のみを追求するための相互の争いをやめ、彼女の健康を回復するために助けてほしいと、静かに私たちに訴えています。今、母なる地球が、私たち一人ひとりに望んでいることは、彼女がこれまで私たち人類を大切に大切に育んできたように、今度は私たちが彼女を大事に大事にいたわってほしいと思っていること、そして、私たち人類が彼女との調和の中で生きることを学んでほしいと思っていること、ただ、これだけなのです。
私は、すべての人類の同胞に、そのような母なる地球の運命についてともに考え、ともに行動するように強く勧めるものであります。
今できることは私達個人の小さな気づかいで温室効果ガスの排出量を少なくすることです。これは非常に簡単なことです。
「もったいない!」
という言葉を常に心に持っているだけで実行できます。
「環境保護のために文化的水準を昔に戻すのはナンセンスだ!」という人がいます。しかし、電気やガス、ガソリンなどのエネルギーを節約することは文化的水準には影響しません。それとも無駄使いの贅沢三昧が日本の高度な文化なのでしょうか?むしろ次の世代と地球の将来へイメージを膨らませて実行する知恵の方が文化的であるように感じませんか?それに節約は家計の手助けになります?不景気の今だからこそ「もったいない」!
具体的には
誰もいない部屋の電気は消しましょう。
見てもいないのにテレビがついていませんか?消すときには主電源を切りましょう。
部屋が寒いくらいクーラーが効いていませんか?タイマーを使いましょう。
停車中の車のエンジンは止めましょう。

こんな簡単な事で良いのです。今すぐに始めて下さい!

2009年7月10日金曜日

新しい学び

先週で生徒の試験が終わりましたが、私は今週は月曜日から岡山でがんばっている私学のいいところを少しでも学ぼうと校長研修に行き、そのまま東京で学校財務の学習会に参加してきました。私学の校長は教学だけでなく、学校経営の責任者でもあり学校経営もしていかなくてはなりません。ここが公立の校長先生とは違うところで、健全な理想とする教育を子供たちに提供していくためには、企業と同じで「人・お金・もの」をどう動かすかが手腕の問われるところなのです。今や私学の校長はこの経営感覚のない人には勤まりません。私も今までしたことのないような資金収支やら消費収支、学校法人特有の基本金と減価償却費、またその分析の仕方を学んできました。
そして、帰ってきて鈴鹿の山を見たとき、やはり「ふるさとの山はありがたきかな・・・」と啄木の詩思い出しました。そういえば中学と高校の両校の校歌の一節に「鈴鹿の山」が出てきます。私の育った山でもあります。

2009年7月2日木曜日

鈴鹿中学と鈴鹿高校の守り神の紹介

鈴鹿6年制中学校と鈴鹿高校は総勢生徒数だけで約1800人、校舎も敷地も広くその管理は大変です。しかし、24時間私たちの学校を守ってくれる人がいます。それが校務員の長谷川さんです。鈴鹿高校が初めて野球で甲子園に出たときの監督さんで、今は広い学校全体の管理をしていただいております。先生や生徒思いで、やさしく鈴鹿の教育を影から支えていただき、本当に感謝しています。1年365日、毎日24時間、長谷川さんがいていただくおかげで安心できます。私と同じ年ですが、パワフルでいつも細かい気を使っていただき、土曜日や日曜日の勤務外でも時々仕事をしなければならないとき、いやな顔せず校長室も空けていただきどれだけ助かっているか。本当に長谷川さんは学校の守り神なのです。先日もすずめが1羽校舎に紛れ込んだとき、写真のような張り紙がありました。こまやかな心遣いのできる本当に建学の精神の「誠実で信頼される人」なのです。
 すずめが校舎に入ったとき、生徒たちにびっくりしないようにとの張り紙


2009年7月1日水曜日

中・高の生徒、ただ今期末考査で奮闘中

今日から7月に入りました。、梅雨空の下、嫌な天気が続いていますが、生徒たちは今大変なのです。今、鈴鹿中学校と鈴鹿高校では同じ日程で期末考査のちょうど3日目、いわゆる相撲の中日(なかび)です。1週間前から考査が発表になり、そこからアクセルを踏み出して、今やちょうど疲れもピークだと思います。それでも今日も試験の様子を中高すべてのクラスを見て回りましたが、生徒は本当によく問題に向かっていました。あと少し、あと2日、歯を食いしばって持てる力のすべてを出して、がんばるしかありません。自己との戦いです。人生の中でどうしても逃げられないときがあります。自分のすべての力を出し切って勝負に出なければならないときが必ずあります。そのときに勝負できるよう、今からしっかり自己を鍛えておくのです。

 6年制中学2年生


 鈴鹿高校2年生