2009年11月1日日曜日

中高PTA主催の講演会

中高PTA主催の講演会が先日の10月31日(土)に行われました。今年は環境問題を取り上げ、地球温暖化の現実から私たちに何ができるのかというテーマでした。南太平洋のツバルという国が海面の上昇でなくなっていくという現実から、温暖化の現象の仕組みと今後の科学的な資料に基づいた見通し等、写真家の遠藤秀一氏に語っていただきました。特にその講演の中で、温暖化現象で地球の温度の上昇はCO2の排出の影響が100年後にでるということ、今すぐにCO2をゼロにしても20世紀に排出してきた膨大な量のCO2の影響で地球の温度は間違いなく上昇を続け、海面も5mから8mの上昇が予想されるということでした。間違いなく近い将来ツバルという国はこの地球上からなくなり、そこに2000年も前から住み着いてきた人々は自分たちは何も悪いことをしていないのにそこに住めなくなるという事実です。そしてその影響はツバルという国がなくなるだけでなく、地球上のすべての生態系に大きな影響を与え、人類の生存の危機にまで影響を及ぼすという内容の話でした。豊かさを求めて化石燃料から大量生産・大量消費をしてきた時代から、私たち人類は物の豊かさでは幸せと未来は保障されないという事実に気づき、自分のライフスタイルや人生の価値観を根底からチェンジすべき時に来たのだと思いました。それにはまず教育の果たす役割が大きく、その責任を改めて強く感じた次第です。
南国の楽園ツバルが沈む

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