2011年12月31日土曜日

2011年の最後のブログ

昨日30日も、今日31日も学校に行っていました。学校は閉鎖中で誰もいませんでしたが、誰もいない学校に一人でいると、責任感だけが自分の背に大きくのしかかってきます。その責任感に押しつぶされないよう、あえて一人で誰もいない学校に行きます。誰もいないから校長として、学校の最高責任者として校舎やグランドと会話ができます。生徒たちは今の本校の教育に満足してくれているのか、校舎はいい面も足りない面もよく見ているのでいろんなことを語りかけてくれます。まだまだです。まだまだ、と語りかけてきます。もっと子供たちのもっているいい面を伸ばし切れていないぞ・・・と。私もそう思います。教育という世界にこれでいいということはいつまでもないのですから!学校の帰り、時々行くたまたま入ったパン屋さんのパンが美味しいもので、今年最後のパンを食べようと昼を食べてなかったので3時ぐらいに行ったら、「先生でしょ?」って言われてびっくりしました。話をしてみると、私が鈴鹿高校の教壇に初めて立った時の1年生で、当時作った山岳スキー部の生徒の名前も出てきて、店主は前から私のことを知っていたとのこと、就職したが、脱サラして8年修行してこの店を開いたとのこと、また、この店のパンが格別に美味しいのです。そこで、前から気になっていた店の名前のことをききました。店の名前は「Pain de Ble」で、小麦の本物の味をパンにしたいという思いからつけた名前だそうです。本当はBleに横線が入るだそうですが、まだまだ自分も足りないところがあるから、あえて横線を抜いたそうで、常に求めている姿勢がパンの味にも現れていて、もしこのブログを見た人で平田の平安閣の通りをハンター側から行くと右側にあります。このように卒業生が頑張っている姿をみると本当にうれしくなります。そして、まだまだ本物の味、自分の求めている味のパンを作るために挑戦をしていることに感激をしました。一度よかったら騙されたつもりで行って食べてみてください。一味違うのです。今年は卒業生で医院を開業した卒業生もいます。他にも一杯本校の卒業生が社会で頑張っていることと思うと、今年の大晦日は少し誇らしげな気分で終えることができそうです。
 外から見た「パン デ ブー」というパン屋さん


 脱サラでパン屋さんを始めた店主の卒業生権田さん

また、来年、どんなことが起きるのか、予想もしないことが起きてくるでしょうが、何が起きようとも、多くの卒業生に支えられていることを忘れず、現役の生徒の指導に心を新たに頑張っていきますので、応援もよろしくお願いします。どうぞ、みなさん、よいお年を!!

2011年12月25日日曜日

最近の新聞に掲載された記事の紹介

最近、鈴鹿高校の生徒の3つの活動が新聞に報道されましたので、紹介します。どれもこれもみんな違った世界での活動で、これが鈴鹿高校の良さというか、みんな違った価値観の中で、一生懸命生きていることがすばらしいと思います。誰もやっていないことをやる、何度も挑戦して失敗もして、それでも挑戦する、なかなか思うように進まない、でも孤独にも勝ち、仲間にも支えられ、挑戦する。そして、それがこのように認められることがある。認められるか、認められないか、そんなことは問題じゃない、挑戦することに、行動することに意味があるのだ。若者よ、行動せよ!がむしゃらに自分の信じる道を、自分の世界をしたいことをまっしぐらに突き進め!!

鈴鹿高校の2年の藤井君がバイクで全日本グランプリで優勝!2連覇です 来年からは世界ツアーに参戦します           

書道部が新しくできた醤油の新製品のラベルを書きました。すべて鈴鹿産です


 


22日にボランティア部と山岳スキー部が恒例となっている毎年の行事、ネパールに出発しました。


 翌日の記事にも取り上げていただきました

2011年12月22日木曜日

今日は二学期終業式でした



今日は6年制・3年制とも2学期の終業式でした。


6年制では特にどうして学ぶのかをこれからの社会が求める人材の話を元に具体的に少し踏み込んで話しました。また、三年制でもこれからの激動していく不安定な社会を生き抜いていくためには「徳」を積んで人格を磨くしかないとの話もしました。他にもいろんな話をしましたが、どれほど生徒の心の中に届いたのか?一度には届かずとも、壁塗りのように薄く、丁寧になんども塗り重ねながら、人の道を自分の考えているところにしたがって話かけていこうと思っています。本当はこんな話は自分にきついのです。なぜなら、それを語っている自分自身が問われるからです。それでも語り続けたい、それを語るにふさわしい自分を意識しながら、、、、。










 小倉生徒指導部長も










2011年12月14日水曜日

6年制中高の合唱コンクールの紹介


先週末、6年制中高の合唱コンクールがありました。1年生から5年生までがクラス順に練習してきた歌を歌うのです。6年生はさすがにセンター試験が近づいてきているので、学校で模擬テストで、5年生が全体をリードします。1年生も入学時から比べると、体も起きくなってたくましくなってきました。その分、声もよく出ていて、クラスの気持ちをひとつにした歌声を聞かせてくれました。なんでもそうですが、みんな違う30人以上の塊の心をひとつにはなかなかできません。しかし、合唱はそれができるのです。なぜなら、心をひとつにしなければ聞いている人の心を響かせないからです。テレビでも仙台での第九の合唱を大勢の人が歌っていました。歌っている人が震災に負けないように、聞いている人も自分たちもがんばらねばと涙を流しながら一緒に歌っていました。あの歌声が東日本全体にこだましていくようで、人は嬉し時も、悲しい時も歌を歌い、それによって励まされ、癒され、また新しい力を奮い立たせてみんなで生きていくことができるということを知りました。歌にはいろんなメッセージがあり、鈴鹿中高の生徒たちも自分たちの歌った歌を忘れないでいてほしいな・・・などと思って聞いていました。


 会場の市民会館のステージで、会場いっぱいに歌声を




 はじめはちょっと緊張しながら、それでもだんだんと・・・




 保護者の方も多く来ていただき、鈴鹿市民会館が満席近くに






2011年12月6日火曜日

NHKが書道部の撮影にきました



先日の日曜日、いつもどおりに学校に仕事に来たら、校内にNHKが書道部の撮影舞にやってきました。BSで海外に日本の文化を知らしめる番組の中で、日本の伝統文化である鈴鹿墨で本校の書道の活動を取り上げるそうです。

海外向けの放送ですから、アメリカ人のインタビュアーがやってきて、墨の芸術性と其の伝統を受けついで活動している高校生の活動を取材していきました。なんども、ビューテフル!ワンダフル!と感動してNHKの撮影を写真で撮影している私までが、すごいんだなと感心した次第であります。頑張れ、書道部、世界に向けて電波に載って紹介される日を楽しみにしています。







2011年12月3日土曜日

今年最後のミニ説明会と試験直前土曜講座




今日は、今年最後の説明会がありました。本校は年に2回の全体説明会とそれに出れない人のために毎週土曜日にミニ説明会を開いています。いよいよ中学3年生もどこを受験するか、三者懇談があるためか、今日は最初の申し込みより多い20名近くの参加者がありました。学校説明と教科担当者による過去問の解法などを通じて高校での学びの体験をしていただきました。





また、いよいよ来週から中高とも二学期の期末考査が始まります。そのためか、土曜講座の参加者も多くみんな試験を直前に控えて頑張って勉強していました。勉強はしたからといって、すぐに学力に結びつくもの9ではありません。しかし、大切なのは自分から、自分の意思で学ぼうとすることなのです。この自分を作っていけば、必ずいつか、なんでも伸びていく自分に気づくはずです。要は自分から主体的に取り組む自分を自分で作り上げていくことなのです。学校で教えられることなどしれています。氷山に例えれば、海面上に出ている部分ぐらいで、本体のベースになるものは海面化にどれだけ大きな塊があるかなのです。この見えていない塊を大きくしていく「自分」を早く作り上げることです。自分でしか本当の自分は作れません。鈴鹿中学・鈴鹿高校のみなさんには在学中に是非とも自ら学ぶ力を付けて卒業していけるよう期待しています。





2011年11月25日金曜日

高校で授業公開を行いました






先週、高校で授業公開を行いました。毎年実施しているもので特に変わったことはせず、逆に普段の授業を保護者の方に見ていただこうという趣旨で行なっています。今年も、特に1年生の保護者の方が多いのですが、見に来ていただきました。学校で自分の子供が普段どんな授業を受けているのか、見たい方には見ていただきたいし、もう高校になったのだから見なくてもいいという方もみえていいのです。ただ学校の姿勢としては、いつも見ていただくという姿勢を明確にしたいのです。すべて隠すことなくありのままを見ていただけて、それで鈴鹿高校に自分の子供をあずけて良かったと思っていただきたい、教職員一同がそんな思いなのです。















2011年11月13日日曜日

高校学校説明会と6年制同窓会



昨日の土曜日もフル活動でした。金曜日の夕方から大阪に出張、土曜日の朝に帰って、まずは午前中、3年制の高校の学校説明会でした。来ていただいた中学生の案内をしたり、一緒にカレーやトン汁を食べながら鈴鹿高校の印象をきいて一人でも多くの中学生に鈴鹿高校に来てもらいたくて話をしたり、売り込み?をしたり・・・・・

その後、14時から四日市で塾の関係者の方と本校の教育についての説明会、15時には四日市を出て鈴鹿サーキットで6年制の25周年記念事業の一環で20期までの同窓会に出席、またまた超ハードなスケジュールをこなしました。でも学校に来てくれた中学生が鈴鹿高校にきて、カレーを食べながら来たいと言ってくれたり、塾の先生がわざわざ校長先生が来ていただいてと喜んでいただいたり、6年制の卒業生がこんな会を持ってくれてうれしかったと聞かされたりすると、それでいいのです。

今日、日曜日も毎週のことですが、1週間のたまった仕事を片付けに学校です。普段学校を空けることが多いので、約900名の二つの学校の校長を任されている以上自業自得でしんどいですが、しかし、今という時間をどう生きるかという点では逆にありがたいことだと感謝をしています。学校の改革もドラスティックにやらなければならない時代ですし、やるべきことがたくさんあって、私のような怠けものにとってはありがたいことだと自分に言い聞かせています。

















少しでも喜んでいただくこと、そのためには時間も労力も惜しまないこと、これが校長としてせめて今の自分にできる精一杯のことで、それ以上でも以下でもないのです。

2011年11月10日木曜日

6年制鈴鹿中学校25周年


昨日、6年制鈴鹿中学校の創立25周年を鈴鹿市市民会館を借りて開催させていただきました。一部は式典で、2部は地域の一般の方にも入っていただいて元宮崎県知事の東国原氏の講演会でした。まず式典では私の式辞の後、来賓の方を代表して末松鈴鹿市長にごあいさつをいただき、鈴鹿高校の同窓会長を長年務めていただいた鈴木壽一氏への感謝状授与をさせていただきました。特に生徒会長のあいさつは素晴らしく、少しだけ紹介します。「今、社会は、世界は予想もつかない変化をとげている、私たちも新しく変わっていかなければならないが、変わっていくためには、自分の頭でしかっりと考え、行動しなければ変化できない・・・」という一節が強く印象に残っています。ここまで言えるなど、なかなかのものです。もう私の式辞などよりはるかに上をいっていると感じました。こんなことをあいさつで言える生徒が育っているということに嬉しくなって少しだけ書かせていただきました


 総勢60名の吹奏楽部




 男性教員・女性教員・保護者による混声合唱



 式辞で1期生からの話をしました



 中日新聞に取り上げられた記事です

今週末の土曜日には初めて6年制のOB・OGによる同窓会が開かれ、たくさんの卒業生が集まるような話をきいて楽しみにしています。

2011年11月3日木曜日

中学校の最後の入学説明会とクラブ活動の様子

今日は、6年制中学校の今年最後の入学説明会でした。今年も何度もいろんなところで説明会を開かせていただきましたが、最後までたくさんの方に来ていただき、感謝です。いかに本校の6年制の良さを知っていただけるか?限られた時間で担当者はそれなりに努力をしていますが、どうだったんでしょうか?十分ご理解していただき、鈴鹿中学校に入りたいと思い人が一人でも多く受験していただけることを祈っています。





 また、今日も学校は休日ですが、相変わらず、校内外でクラブ活動が活発に行われていました。たまたま、武道場に行ったら剣道と柔道部、グランドではサッカー部が四日市南高校との練習試合をしていました。生徒たちは元気です。私は風邪気味で熱があり、体がだるくて仕方なかったのですが、彼らの練習を見ていると不思議な元気をもらいました。このパワーで体の元気が戻ってくるような気がしてきました。









2011年10月17日月曜日

3年制高校の2学期中間考査が始まりました



今日から、3年制高校の中間考査が始まりました。2学期に入って文化祭も体育祭も終わり、一息ついたところでの中間考査です。今も教室を回ってきましたが、みんな一生懸命取り組んでいました。いがぐり頭の野球部の生徒たちも普段から遅くまで練習して、いつ勉強するのか心配していましたが、答案はなかなかしっかりかけていて安心しました。クラブに打ち込むのもいいですが、勉強はしっかりしないと進路に響きます。また、進学してからでも当然高校で習ったことは知っていないと自分が困ります。クラブをしていたからでは言い訳になりません。勉強とクラブ活動の両立は大変ですが、それだけにやりきれば価値が生まれてきます。なんでもやるしかありません。やるか、やらないか、世の中案外単純なものでそれだけで片付く問題がほとんどです。結果として自分にやったか、やらなかったかが戻ってきます。いい結果、目先にとらわれない長い人生を生きていく上での結果を大切にしていって欲しいものです。当然、その中には失敗もあって構いません。大いに失敗経験を学生時代にすべきです。







2011年10月7日金曜日

彼岸花とコスモス



急に秋らしくなってきました。朝晩は寒いとも感じるほどで、あの夏の猛暑がなんだったのか、つい最近までの本当に暑かったことすら不思議に思えてきます。それでも自然は悠々と変わりなく秋に変化を遂げています。逆らいがたい自然の摂理の中で私たちは生かされていることに感謝です。最近、私が教師の新米の頃、私を育てていただいた方が亡くなりました。本当の父親のように育てていただきました。ダメなときは叱り、よくやったときは褒めていただき、迷惑も無理もいっぱいかけたり、言ったりしましたがすべてを深い懐で受け止めていただきました。その方のおかげで今も学校で働ける自分があります。すべてはいろんな人との出会いです。いい出会いをもっとしたいです。そのためにいつも真剣に生きていきたいものです。真剣に生きておれば、お互い感じるものがどこかで触れあい、それが人間関係となり、一緒に仕事をしたり、遊んだりできるようになると思います。「心が触れ合う」んです。これが出会いだと思います。いい出会いをしたい、すばらしい多くの人といい出会いをするためにも、まずは自分がそれにふさわしい生き方をこれからもしていきたいと思っています。


 秋桜の花びら一つ二つと数えけり  青山


 めずらしい白い彼岸花も咲いていました


2011年10月2日日曜日

6年制中学校入試説明会の開催




今日は6年制中学校の入試説明会でした。たくさんの小学生や保護者の方に学校に来ていただきました。また、今日は吹奏楽部の生徒たちが楽器を持ってお出迎えをしていてとても気持ちよかったです。

先輩が自分の学校に誇りを持ち、これからの新入生を迎えるなんて素晴らしいことです。そんな先輩に憧れて入学してくる生徒がいてもいい。すべてはきっかけだ。なんでいいからきっかけを自分で見つけて欲しい。ノーベル物理学賞を受賞した南部陽一郎さんが提唱した「自発的対称性の破れ」という理論がある。これは簡単に言うと、山の上にあったボールがたまたま転がり出すと、勢いがついて一気にそちらにいってしまう現象を説明している。もともとはどちらに転がってもいいはずだが、何かのきっかけで方向が決まってしまうということだ。そんな経験は誰にでもあると思う。要は転がり出してから考えればよい。まずは自分で転がり出すこと・・・・できれば自分の意思で!










2011年10月1日土曜日

3年制体育祭



昨日、3年制の競技会がありました。体育祭と表記しましたが、本当は競技会で、女子の60m走に始まって、高跳びや砲丸投げの代わりに安全なソフトボール投げなど、クラス対抗での競技会です。(私も崎という先生から校長も走らんとダメだと言われてについつい調子に乗って女子の60m走を走らせていただきました。久しぶりに全力疾走したので昼からは保健のベッドと寝てましたが)でも生徒は元気いっぱい自分の持てる力を全員が出しいて、いい競技会になりました。途中雨が降ってきて、生徒曰く「綱引き合戦がしたかった」ということで、最後は雨の中の閉会式になりましたが、私が常々言っている「自己コントロール力」を全員がみんなのために自分のやるべきことをしっかりと自己コントロルー力」を発揮して、雨の中で最後まで乱れなくやり遂げました。雨の中ですばらしい鈴鹿高校生を讃頌したい気持ちでいっぱいになりました。


 選手宣誓




 短距離スタート




 高跳び

 解説:砲丸投げは危ないので「ボール投げ」です