2009年5月31日日曜日

5月30日(土曜日)の鈴鹿中・高

5月最後の土曜日、中間考査も終わって、土曜日でも鈴鹿は駐車場が一杯、生徒と保護者であふれていました。ベルホールでは6年制中学校の入試説明会、上のベルアリーナではインターハイのバレーの男子予選会、サッカーは津田高校との練習試合、中学校のグランドは中学校の野球部、校内は山岳スキー部が全国大会目指して入念な準備など、学校中が熱気あふれる一日でした。学校は元気が一番、「安心と信頼、元気と共感」・・・これが鈴鹿のスクールアイデンティティなのです。
平成21年度第1回中学校入試説明会
バレーボール男子インターハイ予選
サッカー部津田高校との練習試合
山岳スキー部のインターハイ準備
中学校野球部の練習風景

2009年5月29日金曜日

新任教師の授業見学

5月も末になってそろそろ新任の先生も授業になれたころかなと思い、授業を見学に回りました。
ついでに学校を回っていろんな先生の授業も見せていただきましたが、授業は教師が一番輝く場所、教師は授業のプロであれと学校目標にも掲げておりますが、新任の教師はまだまだプロの域にはこの段階では無理なのです。そんなに簡単に一人前になれるほど「授業」は甘くないし、それなりの経験と研究が入ります。しかし、どうにか生徒に助けられて授業をしているうちに不思議と力がついてくるもので、一人前らしく見えてきます。問題はここからで、慣れて一人前らしくなったところでもう一人前だと錯覚した教師はだめな教師になりさがるのであって、我々指導者はここで適切なアドバイスを入れて課題を指摘してあげたり、指導を入れていかなければなりません。どんな組織でも放任しておいて人材が育つのは1割弱ぐらいで、後の9割強は育てるものだと思っています。いかに育つか、育てるか、ふらりと授業を見に教室に行くのが楽しみなのです。時々わざと先生に質問したり、生徒にも聞いてみます。時には授業をさせてもらったり、、、、。今日も中学1年生のクラスで世界地図で授業をしていたので、ついついうれしくなって授業を少しさせていただきました。

2009年5月26日火曜日

基礎の大切さ

今も新校舎の基礎の工事が続いています。どんな地震にも耐えられるように子どもたちが安心して学校生活を送れるように依頼いましたが、これほど徹底的にやるとは思ってもませんでした。基礎工事だけですでに2ヶ月あまり、これでもかというぐらい掘り下げてコンクリートを流し込んで工事が続いています。
 なんでも基礎が大事と改めて思いました。勉強でもクラブでも、人としての生き方でも見えている部分はどんなに立派に見えても基礎がしっかりしていなくてはだめなのです。逆に言うと基礎をしっかりと作っておけば、何が起きても耐えたれる結果につながります。教育も同じでこの基礎をどう作るか、これからの激動する、何が起きてもおかしくない社会の中で一人ひとりが生きていく力を私たちは中学・高校の時代にしっかりとつけて世の中に子どもたちを出していく責任があると痛感しました。人として生きていく基礎をどう作っていくか、鈴鹿の教育の課題も目標もここにあるのだと再認識しました。











2009年5月22日金曜日

中高とも中間考査最終日

今日で、中間考査が終わります。学校内のクラスに入っていって声をかけたり、回って様子をみてきましたが、みんないい顔をしていました。やっと今日でテストが終わるのでうれしいという声があちこちから聞ききましたが、みんな苦しくとも向かうときは向かうのです。結果はすべて自分に返ってきます。すぐに返ってこないかもしれませんが、勉強というものはやったことは決して無駄にはなりません。定期考査は学校生活の竹の節のようなもので、この節を超えて成長していくのです。その真剣に向っている中学1年生と高校1年生のテスト風景を紹介します。


2009年5月19日火曜日

今日から中高とも中間考査

 いよいよ中間考査が今日から始まります。年度初めの大切な試験です。先生たちが生徒の学力を伸ばす授業・わかりやすく考えさせる授業に取り組み、それを子どもたちが4月から授業を受けてきてどう変わったのか、結果が楽しみです。とにかく子どもの学力を伸ばすのが鈴鹿のプロの教師です。いかに、どこまで伸ばすか、学校としても点検をしながら今年1年の変化を追跡調査をしていきます。
 また、新校舎も基礎がほぼ出来上がってきました。大きな地震が来ても壊れない、生徒を守れる建物にしてほしいと要望し、12mほど地下までコンクリートをうっての大規模な工事をしております。何が大事って「命」ですよね!安心・安全なくして親御さんから大切な子どもはあずかれません。一日も早い校舎の完成を望んでいます。

2009年5月16日土曜日

今日は高校のPTA総会

今日は高校のPTA総会の日でした。総会の前に昨年から授業公開を始めましたが昨年よりもたくさんの保護者の方が教室に足を運んでいただきました。保護者の方が授業を見ている中で、生徒よりも真剣に聞き入ってうなづいてみえる方もみえ、保護者まで巻き込んだいい授業ができているのだと感心したクラスもありました。今年から鈴鹿の教師はプロの教師、誰にいつ見られてもいいよう授業研究を学校目標にあげて取り組んでいます。生徒からも授業評価を受け、授業改善をしながら満足度の向上をめざしています。総会も昨年よりたくさんの方に参加していただき、質問もあったり、次年度に向けた提起もあり、形だけではない総会らしい総会になってきたと思います。これも会長をはじめ役員の方々の尽力のおかげと感謝しております。PTA活動は学校にとっても非常に大切なものであり、PTAとは学校を良くしていくいいパトナーとして今後も子供たちのために協調して進んでいきたいと望んでいます。

鈴鹿医療科学大学との高大接続の協定

鈴鹿市にある二つの大学と高校がこれからの高齢化社会に備えて、薬剤師・医療メディアル分野と福祉分野の人材の育成を高校と大学が接続して地域に有用な人材を輩出していく目的で協定を結びました。法人の枠にとらわれず、同じ鈴鹿市の中等教育と高等教育の一貫養成を目指していきます。
高校では目的意識を早くから持ち、専門分野の基礎をしっかりと身につけて、大学と共に生徒の一人ひとりの進路を保障したいという願いです。私どもの申し出を快く引き受けていただいた大学の教育学が専門の作野学長に感謝を申し上げます。また挨拶の中で、教育者としての子どもたちの一生の進路を決めていくお役に立ちたいとういう言葉に私も同じ思いで、大学に入れたらいいという時代から子どもたちを地域の大学と高校が一緒になってどう育てるかという新しい時代が幕をあけていく・・・そんな思いでお話を聞かせていただきました。。


2009年5月14日木曜日

朝の教職員打ち合わせ

鈴鹿中・高の朝は、6年制中学校が8時10分から、高校が25分からの打ち合わせで毎日が始まります。それまでにも早い先生は7時過ぎには何台かの車があり、8時前には登校指導が始まっています。
登校指導の中身は、中学校前の道路の横断の安全とあいさつ運動、高校は正門や通用門、昇降口でのあいさつ運動と服装の着こなし指導です。今年は特に建学の精神である「誠実で信頼される人に」なるために時間を守ろうを合言葉に学校全体で取り組んでいます。先生も生徒も要はちょっとした意識の問題で、集団が大きく変わっていきます。そのためにも毎朝の打ち合わせで情報の発信や交換・確認をします。学校の中では毎日のスタートを切るための大切な時間です。

2009年5月13日水曜日

卒業生とのうれしい出会い

先日、近くの大型薬店でアルバイトをしているK君に出会いました。K君は小さい時に事故で片腕を失って高校生活も2年生までつらいものがありました。しかし、2年生のとき、あることをきっかけに保護者の方と本人の了解の下、学校の障害者に対する人権問題として全体で取り組み、それが鈴鹿高等学校と6年制鈴鹿中学校の人権教育推進の全国発表にもつながり、彼は自分の生き方に目標と自信を持つようになり、学校全体の人権を尊重するという意識も高まりました。卒業後も一人の教師が彼との交流を続け、障害者の陸上の全国大会に出場するまでになり、彼は立派な大学生として成長していきました。そんな彼にたまたま薬を買いに行って出会ったのです。彼から「先生こんにちは」と笑顔で声をかけてくれ、またその笑顔が自信に満ちたいい笑顔で、大学3年生になって一段と成長した姿を見てうれしくなりました。卒業後は公務員をめざして今勉強してますとのこと、合格したら教えろよ、お祝いをするからと告げると、がんばりますとの返事、高校時代だけでなく卒業後も目標に向かっている元気な姿を見ると本校の教育が報われた思いでうれしなるとともに、在校生に対しても、もっとがんばらなければという元気をもらいました。

2009年5月9日土曜日

鈴鹿中学校・高等学校のPTA総会

今日は鈴鹿中学・高等学校のPTA総会の日でした。前半が高等部の懇談会、そして2時から総会、後半が中等部の懇談会でした。私といえば母親が倒れて動けなくなり、11時ごろに四日市医療センターに車で乗せて行き、病院から2時の総会に間に合うよう総会に向かい、またそのまますぐに病院に戻りました。
私は母の体からこの世に生を受けて56年も経つのに、今まで一度も母を抱き上げたことが無かったのです。父はすでに亡くなっていますが、抱き上げたことはありませんでした。今日生まれて初めて母を抱き上げました。もう年をとって小さく軽くなった母の体、細い腕や足を実感しました。母親の軽く細くなった体の感触が体に今も重く残っています。
そこから気を取り直して、せっかく学校に来ていただいた保護者の方に校長としてせめて挨拶をと、総会ぎりぎりに飛び込んで、「コミュニケーション」の話をメッセージの意味をこめてさせていただきました。コミュニケーション不足がよく言われる社会の中で、いかに相手に言葉という道具を使って理解してもらえるように自分の意思を「う・ま・く」伝えること(アサーション)が大切かを言いたかったからです。日本人は論理的なコミュニケーション能力が磨かれていない歴史的な現実を踏まえて話したつもりですが、慌てて駆けつけてどこまで伝わったか、私自身が言葉をうまく使って聞いていただいた保護者の方にどこまで伝えられたか?、自己採点として40点ぐらいの出来だったかと反省をしております。