2009年7月28日火曜日

困っている稲穂

7月末だというのにまだ本物の夏が来ません。毎日曇ったり、雨が降ったり、これも地球環境の異変現象なのでしょうか?いつもなら輝く太陽のもと、いっぱい光を浴びて育っているはずの稲穂も今年は日照時間が少ないので水田の中にまだ実をつけていないところがありました。そしたら急に宮沢賢治の「雨にも負けず」の詩が浮かんできたのです。

雨にも負けず  風にも負けず
・ ・ ・ 
・ ・ ・

東に病気の子供あれば 行って看病してやり
西に疲れた母あれば 行ってその稲の束を負い
南に死にそうな人あれば 行ってこわがらなくてもいいといい
北に喧嘩や訴訟があれば つまらないからやめろといい
日照りの時は涙を流し 寒さの夏はおろおろ歩き
みんなにでくのぼーと呼ばれ 褒められもせず
苦にもされず そういうものに
わたしはなりたい



0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。