校長の窓
2009年6月23日火曜日
薔薇の花
北原白秋の詩に次のような子どもをテーマにした詩がある。
飛び越せ、飛び越せ、薔薇の花。
子どもよ、子どもよ、薔薇の花。
薔薇の花はきれいだけれど、棘がある。だから飛び越す場合によってはその棘に刺されるかもしれない。しかし、それを承知の上で白秋は、子どもたちに「飛び越せ、飛び越せ」と励ますのである。迷っている子どもがいたら、その背中をそっと本人にも気づかれずに押してやるのも教師や親の役目かもしれない。
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