2009年9月29日火曜日

馬鹿がつくほど・・・

世の中には「馬鹿がつくほど・・・だ」という表現法がある。一応国語の教師として言わせてもらえば比喩表現の一種であり、何々のようなという様態に、愚直であることの強意を好感を持って用いる場合につかわれる表現技法である。本校にも何人か、馬鹿がつくほど正直な教師、馬鹿がつくほどまっすぐな教師、馬鹿がつくほど熱心な教師が何人かいる。昨日はたまたまこのような教師3人と話をした。何の損得もなく自分をさらけ出して、ある面、不器用な自分の生き方を貫こうとする教師、一般的な教師から見たらそこまでしなくても、、とか、しかし、そこには小さな自分の世界や平凡な枠をはみ出ることのできない普通の教師にはない魅力がある。一般的には無難主義の教師の世界にあって、あえて自分の生き方を不器用に貫こうとするとする教師たちが鈴鹿にいることがうれしい。校長としてはひやひやすることも多いが、内心応援もしている。鈴鹿の貴重な財産であるということも認めている。生徒たちはこんな教師から自分の生き方を学び、影響を受けて育っていくものだと思っているからだ。教育は生徒に対する熱い心がなければ(それを表に出すか出さないかは別にして)やっていけない世界なのである。

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