2011年3月17日木曜日

6年制中等部の卒業式

今日は6年制中等部の卒業式で、6年制のちょうど半分、義務教育課程を終了しました。まずは校長として入学式に言った自分の言葉を思い出し、潜在的な力がもっとあるはずなのに、もっとみんなを伸ばせなかったことに責任を感じておわびしました。しかし、高等部になったら必ずもっ学校として伸ばし卒業をするときには必ず鈴鹿の6年制に来てよかったと思っていただけるよう精一杯の努力をしますと誓わせていただきました。そのあとは東北大震災の話をし、世界中が日本に協力をしようと今動いていること、日本中の人々が励ましのメールを紹介しました。
その中で少しだけ紹介します。
「コンビニにならんでいた小さな子が自分の場になって、レジに東北震災の募金箱があって、そこに自分のこずかいを入れて、品物を棚に戻して立ち去ったとき、店員さんがどうもありがとうございましたと大きな声でいって感動した」
「あと半年で定年を迎える父が、原子力発電の防災のために自分から志願して出張に出て行った、普段はだらしない父だと思っていたが、誇らしく思え、ただ無事に帰ってきてくれることを祈った」
「アフガニスタンから400万円の義援金が送られてきた。自分たちも食うや食わずの生活をしている人々からの善意に心の底から感動した」
とか、そんなメールをいっぱい紹介しました。そしたら、生徒も保護者の方もなく人も出てきて、私も涙が出てきましたが、まだまだ世界は、日本は捨てたものじゃない、人類は危機を自ら何度も乗り越えてきました。最後に
「家を失ったお爺さんに、後ろから高校生らしい若者が俺たちが必ず元に戻すからと背中をさすっていた」そうです。
この寒い中、被災者の人たちは大変な思いをされています。そんな中で今日、こうして無事に卒業式を迎えられることに感謝して、今度は君たちがこれからの日本のために世界のためにしっかりと勉強をしてほしいとしめくくりって挨拶を終えました。




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