2009年5月9日土曜日

鈴鹿中学校・高等学校のPTA総会

今日は鈴鹿中学・高等学校のPTA総会の日でした。前半が高等部の懇談会、そして2時から総会、後半が中等部の懇談会でした。私といえば母親が倒れて動けなくなり、11時ごろに四日市医療センターに車で乗せて行き、病院から2時の総会に間に合うよう総会に向かい、またそのまますぐに病院に戻りました。
私は母の体からこの世に生を受けて56年も経つのに、今まで一度も母を抱き上げたことが無かったのです。父はすでに亡くなっていますが、抱き上げたことはありませんでした。今日生まれて初めて母を抱き上げました。もう年をとって小さく軽くなった母の体、細い腕や足を実感しました。母親の軽く細くなった体の感触が体に今も重く残っています。
そこから気を取り直して、せっかく学校に来ていただいた保護者の方に校長としてせめて挨拶をと、総会ぎりぎりに飛び込んで、「コミュニケーション」の話をメッセージの意味をこめてさせていただきました。コミュニケーション不足がよく言われる社会の中で、いかに相手に言葉という道具を使って理解してもらえるように自分の意思を「う・ま・く」伝えること(アサーション)が大切かを言いたかったからです。日本人は論理的なコミュニケーション能力が磨かれていない歴史的な現実を踏まえて話したつもりですが、慌てて駆けつけてどこまで伝わったか、私自身が言葉をうまく使って聞いていただいた保護者の方にどこまで伝えられたか?、自己採点として40点ぐらいの出来だったかと反省をしております。

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