2009年5月13日水曜日

卒業生とのうれしい出会い

先日、近くの大型薬店でアルバイトをしているK君に出会いました。K君は小さい時に事故で片腕を失って高校生活も2年生までつらいものがありました。しかし、2年生のとき、あることをきっかけに保護者の方と本人の了解の下、学校の障害者に対する人権問題として全体で取り組み、それが鈴鹿高等学校と6年制鈴鹿中学校の人権教育推進の全国発表にもつながり、彼は自分の生き方に目標と自信を持つようになり、学校全体の人権を尊重するという意識も高まりました。卒業後も一人の教師が彼との交流を続け、障害者の陸上の全国大会に出場するまでになり、彼は立派な大学生として成長していきました。そんな彼にたまたま薬を買いに行って出会ったのです。彼から「先生こんにちは」と笑顔で声をかけてくれ、またその笑顔が自信に満ちたいい笑顔で、大学3年生になって一段と成長した姿を見てうれしくなりました。卒業後は公務員をめざして今勉強してますとのこと、合格したら教えろよ、お祝いをするからと告げると、がんばりますとの返事、高校時代だけでなく卒業後も目標に向かっている元気な姿を見ると本校の教育が報われた思いでうれしなるとともに、在校生に対しても、もっとがんばらなければという元気をもらいました。

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