2011年8月16日火曜日

ロシアのサンクトペテルスブルクの学校と姉妹校提携




8月8日から12日まで、ロシアのサンクトペテルスブルクに行ってきました。目的は江戸時代、冬のシベリアを横断し、当時の首都であったサンクトペテルスブルクのエカテリーナ女帝に拝謁し、帰国を許された、鈴鹿市の出身である大黒屋光太夫の足跡を訪ねる旅でした。彼は江戸時代、苦節9年の歳月をかけて旅を続け、帰国後ロシアを初めて日本に紹介したことで有名です。その郷土の偉人を偲ぶ会が鈴鹿市で結成され、その一員として、大黒屋光太夫を若い世代に引き継いで行くのも我々の世代の役目と、現地で姉妹校にふさわしい学校を探し、姉妹校関係を締結してきました。ペテルスブルクの中で唯一日本語・日本文化を学んでいる学校で「薔薇の学校」といいます。中でも大黒屋光太夫については必ず勉強をするそうで、それを聞いて嬉しくなり、一も二もなく姉妹校を決めました。学校の中には小さな日本庭園のようなものや、校章が折り鶴など素敵な学校で、日本をこよなく愛していてくれることを感じ、遠いロシアの地で江戸時代に訪れた鈴鹿の出身の大黒屋光太夫の撒いた種がこうしてつながっていることを嬉しく思いました。今後は生徒同士が、ロシアと日本を代表して交流を深めていければいいと思っています。

現地の薔薇の学校との姉妹校提携の調印


学校内にある日本庭園


 小学生用の教科書



 帰国後の新聞記事



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