2009年4月20日月曜日

鈴鹿中高の先生へのメッセージ

鈴鹿中高の先生方へのメッセージ(NO1)
<またまた、ピグマリオン効果について>
昨日、本校の某先生と話をしていて、どうしたら生徒を伸ばせるのかという点で一致したのがやはり教師が生徒をどう見るか?という結論になりました。そこで、またまた「ピグマリオン効果」について発信させていただきます。
東京の大手予備校の有名講師の先生も、教える側は生徒に何をどれだけ教えるかでなく、生徒をその気にさせてナンボで、その気になっていないのに、どうしても頭ごなしに教えてしまうんだよな、そんなことしても力はつかないのに・・・、その気にさせてそこからスキルの世界に入って、結果として差がでるところが教えていて一番おもしろいのだが、、、と話してみえましたので併せて紹介させていただきます。

「ピグマリオン効果」についての抜粋
ピグマリオン効果については、人間は期待された通りに成果を出す傾向があることの現れとされ、1964年アメリカ合衆国の教育心理学者ロバート・ローゼンタールによって実験された。
その教育現場での実験は、1964年春、サンフランシスコの小学校で、ハーバード式突発性学習能力予測テストと名づけた普通の知能テストを行ない、学級担任には、今後数ヶ月の間に成績が伸びてくる学習者を割り出すための検査であると説明した。しかし、実際のところ検査には何の意味もなく、実験施行者は、検査の結果と関係なく無作為に選ばれた児童の名簿を学級担任に見せて、この名簿に記載されている児童が、今後数ヶ月の間に成績が伸びる子供達だと伝えた。その後、学級担任は、子供達の成績が向上するという期待を込めて、その子供達を見ていたが、確かに成績が向上していった。成績が向上した原因としては、学級担任が子供達に対して、期待のこもった眼差しを向けたことではないかと考えられた。さらに、子供達も期待されていることを意識するため、成績が向上していったと考えられる。この詳細がまとめられた報告書は、Rosenthal, R. & Jacobson, L.:"Pygmalion in the classroom",Holt, Rinehart & Winston 1968として刊行された。

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